キャリア形成支援
キャリアガイダンス・就職ガイダンス
@オンライン 開催報告
担当教員
- 大谷 洋介(COデザインセンター)
- 小川歩人(国際共創大学院学位プログラム推進機構)
はじめに
「社会と知の統合」を実現するイノベーション博士人材フェローシップでは、フェロー生のキャリア形成支援を目的としてさまざまな活動をおこなっています。
今回、アカデミアを含めた多様な業界の特徴やニーズを理解し、自身のキャリア選択をおこなっていくためのステップとして、2022年7月6日(水)に株式会社イノベーターズ・キャリア・サポート(ICaS)代表取締役 松尾誠二氏に講師を依頼し、キャリアガイダンスおよび就職ガイダンスを実施しました。
内容
D1を対象としたキャリアガイダンスでは、博士が活躍するフィールドや就職スケジュールの全体像を俯瞰し、狭義の研究内容だけでなく研究を通して獲得していくトランスファラブルスキルの意義を概観しつつ、博士後期初年次からキャリアを考え準備していく重要性が指摘されました。
また就職活動時期にさしかかるD2を対象とした就職ガイダンスでは、改めて業界全体を俯瞰しつつ、多様な企業へのコンタクト方法や、選考、面接時に博士人材に企業が期待することなど、より実践的な内容のレクチャーがおこなわれました。
高度人材の需要増大、博士人材の再評価の流れのなかで、博士人材のキャリアパスが多様化しはじめていますが、その際、能動的に博士人材として自身のキャリアを描いていくためには「博士人材」とは何であり、いかなる期待がなされ、どのような場所で活躍しうるのかを理解することが必要になってきます。
改めて、自身の研究能力をどのようにみせていくのか、大学と社会という異なるニーズの中でどのように自分の能力をアピールしていくのかが求められるといえます。
講座に参加した学生からは「企業側に立ってどのように対応すればいいのかを考えるのは大事だと思った」「企業の目線という視点を得られた」「博士キャリアの全体イメージを把握できた」「大学と企業の目的と手段の違いは重要だと思った」といった声が聞かれました。
まとめ
今回はオンラインでのセミナーでしたが、参加者からは企業、行政、アカデミア等、多様な業界や博士キャリア人材との交流の要望も多く、今後はそのようなキャリア形成支援の場も設けていく予定です。
2022年 今後の予定
・8月26日:トランスファラブルスキル講座(概要編)