大阪大学
合同発表会「SDGs+クリエイティブミーティング」
CO

ACTIVITY REPORTS

活動報告

2021年12月 8日(水) 公開

超域イノベーション総合
合同発表会「SDGs+クリエイティブミーティング」
@KIITO 開催報告

2021年10月16日(土)
担当教員
  • 山崎 吾郎(COデザインセンター)
  • 大谷 洋介(COデザインセンター)
  • 木多 道宏(工学研究科)
  • 倉敷 哲生(工学研究科)
  • 原 圭史郎(工学研究科)
  • 永井 裕太(国際共創大学院学位プログラム推進機構)

はじめに

「超域イノベーション総合」は、「『社会と知の統合』を実現するイノベーション博士人材フェローシップ」事業において学際共創プロジェクトに位置づけられ、超域イノベーション博士課程プログラム(COデザインセンター)が提供しています。

本活動の一環として、2021年6月27日に、プロジェクトチームの超域生たちが神戸の再開発地区でフィールドワークを行いました。その後、超域チームは発表に向けて準備を重ねてきました。

今回は、2021年10月16日にKIITOで行われた発表会「SDGs+クリエイティブミーティング」の様子をレポートします。

内容

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課題は、「フラワーロードを舞台に神戸をもっと元気にするSDGsをテーマにした地域共創イベントのアイデアを考える」。神戸大学減災デザインセンター/バリュースクール4チーム、KIITOクリエイティブゼミ4チーム、そして超域チームの全9チームが発表にのぞみました。

講評は、以下の方々によって行われました。
  永田 宏和(デザイン・クリエイティブセンター神戸 センター長)
  槻橋 修(神戸大学 減災デザインセンター 副センター長)
  鶴田 宏樹(神戸大学 バリュースクール 准教授)
  山崎 吾郎(COデザインセンター 准教授)

会場には三宮に拠点を構える企業や神戸市の職員も多く参加していました。
いよいよ、超域チームの発表です。発表者の趙 瑩瑩さん(人間科学研究科博士後期課程、超域イノベーション博士課程プログラム1年)は、「みなとのもり公園と東遊園地はイベントを行う最適な場所」とし、「フラワーロード沿線における SDGsをテーマとするダンスフェスティバル」を提案しました。超域チームは、SDGsが誓う「地球上の誰一人取り残さない」というメッセージに注目し、ダンスフェスティバルを「フラワーロードを発信地として、さまざまなひとびとが繋がり社会課題への認識を深めることができるきっかけ」と位置付けました。趙さんは「ダンスは一つの不思議な言語であり、身体を動かすことによって年齢や国籍などの属性を超えてコミュニケーションすることができる」「ダンスをとおしてSDGsを学ぶワークショップやカフェなどもあわせて企画できる」「SDGsに関するさまざまなテーマを毎回もうけることで、ダンスフェスティバルを長期的に展開することもできる」と説明しました。

超域チームの発表に対して、さまざまな講評がありました。
「面白いな、と思います。確かにダンスは誰でもできますよね。神戸市は認知症にやさしいまちづくりを目指しているので、そこにも繋げて、認知症の予防のためにこういう活動に取り組む、ということもできそうだと思いました。」
「SDGsと日々の暮らしは少し距離があり、それをどうやって繋げていくのか、ということを考えてきたのですが、ダンスという手があったか、素晴らしいものを持ってきたな、と思っています。」

まとめ

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2021年度の「超域イノベーション総合」は、以下のスケジュールですすめられます。

2021年
・6月18日:キックオフ
・10月15日:学内中間報告会
・10月16日:KIITOでの合同発表会
*上記の合同発表会は、「SDGs+クリエイティブミーティング」としてオンライン配信されます。

2022年
・1月28日:最終報告会
・2月25日:最終報告書の提出

超域チームは、無事に報告を終え、また、さまざまな前向きな講評を得ることができ、とてもほっとした様子でした。1月の最終報告に向け、ここまで練ってきた企画をさらに良いものにしていく決意を強くしていました。本企画が超域チームの取り組みによってどのような深みを増していくのか、取材を続けていきたいと思います。

参考URL

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