「他者・音楽・研究」会
社会変革(social change)につながるパフォーミングアーツの研究とは
社会実践と研究はどのようにつながっているのでしょうか。「臨床音楽学研究会」(仮称)は、その準備として、価値観や技術の異なるさまざまな背景のひとびとがともに表現をすることの意義について、議論してきました。そのなかで、「他者」をどのように捉えたら良いのか、音で表現することにどのような意味が含まれているのか、そうした研究はだれにむけて、どのようなかたちがふさわしいのか、といったテーマが浮かび上がりました。本会では、来年度以降、本格的に展開する「臨床音楽学研究」(仮称)で何を明らかにしたいのか、5名が発表し、座談会を開きます。
開催概要
日時 2023年3月4日(土)13:00~16:00
場所 大阪大学COデザインセンター COデザインスタジオ ※オンライン同時開催
(豊中キャンパス MAP16番の建物 全学教育総合棟3階341教室)
参加 無料・対面参加申込不要
オンライン参加希望の方は、こちらのフォームに申し込んでください。
プログラム
13:00-14:00
‣ 「音であそび、ことばで語り合い、共に探求する場を作ること」
沼田里衣(大阪公立大学文学研究科准教授)
‣ 「きこえない音楽ー聴覚障害のある人とない人が音楽の場を共有するワークショップ実践の予備的考察」
長津結一郎(九州大学大学院芸術工学研究院准教授)
‣ 「音楽のかたちが生まれるときー知的障害のある人を含む参加者の協働研究へ向けて」
三宅博子(国立音楽大学音楽文化教育学科准教授)
14:10-14:50
‣ 「〈聴くこと〉の政治と倫理を問うポストコロニアルの作曲実践:『その時代その場所における不透明性の中で聴く』の創作と検証から」
樅山智子(作曲家、情報科学芸術大学院大学[IAMAS]博士前期課程2年)
‣ 「民衆の音楽、あそびと即興」
ほんまなほ(大阪大学COデザインセンター教授)
15:00-16:00
‣ 座談会
主催 大阪公立大学大学院文学研究科沼田研究室
共催 大阪大学COデザインセンター
*この会は、JSPS科研費18KT0082の助成を受けたもので、学術目的のために録音・録画を行います。そこでの内容・発信な どは、個人が特定できないかたちに処理の上、報告書や論文に記載されることがあります。この点に同意される方のみご参加 ください。いただいた個人情報は本イベントの管理にのみ使用いたします。