STiPS Handai研究会 レポート
シリーズ 科学技術×公共政策(2022年度冬) #1 日本のデジタル庁と公共政策
2023年1月5日(木)に、科学技術に関する公共政策の特徴を、具体例を通じて学ぶセミナーシリーズ「科学技術×公共政策(2022年度冬)」の第1回「日本のデジタル庁と公共政策」を開催しました(授業「科学技術と国際政治B」(担当:渡邉 浩崇)の一環として開催)。
<開催概要>
*大阪大学COデザインセンターが開講する2022年度冬学期授業「科学技術と国際政治B」の一環として開催。
- 第103回STiPS Handai研究会
- 題目:シリーズ科学技術×公共政策(2022年度冬) #1 日本のデジタル庁と公共政策
- ゲスト:中川 尚志 氏(デジタル庁 企画官)
- 日時:2023年1月5日(木)15:10〜18:20
- 場所:オンラインと対面形式の併用
- 対象:SciREX人材育成拠点で学ぶ学生や関連する教職員、大阪大学の学生
- 参加費:無料
この日は、司会進行と参加者の一部は豊中キャンパスの教室に集い、講師とその他の参加者はオンラインでの参加となりました。授業の受講生(11人)に加えて、大阪大学の教職員や学生など計22人が参加しました。
今回は、デジタル庁 企画官の中川 尚志氏をゲストにお迎えし「日本のデジタル庁と公共政策」についてご講演いただきました。
研究会の前半は、デジタル社会の形成に関する司令塔として2021年9月に発足したデジタル庁について、ご説明いただきました。特に、教育政策のデジタルトランスフォーメーション(DX)、学校教育現場や民間企業、デジタル庁や文部科学省とのデータ連携について、詳細にお話しいただきました。
後半は、質疑応答とディスカッションを行いました。
中川氏が提示された論点、「DXによって政策形成が変わるか」、「制度に合わせてデジタル化するか、デジタル化の上で政策を実行するか」などについて、参加者からは様々な意見や関連した質問が出されました。
終了後には、参加者から次のような感想が寄せられました。
(*読みやすくするために、実際に届いた文章に編集を加えて掲載しています)
「デジタル庁が教育政策にこれほど踏み込んでいるということに驚きました。」
「どこまで進めばDXが達成できたと言えるのかについて関心がありましたが、その見通しが得られました。」
「デジタル庁には民間出身者の方が多く在籍していると聞いていたが、行政官と民間出身者が共同して働くことの意義が理解できました。」