人間科学研究科との共同事業シリーズ
いくのふらっとだいがくセミナー 第2回
マイノリティとして生きること~三〇代在日朝鮮人男性研究者としての私の経験~
人間科学研究科、未来共創センターとの連携した人社系社会実践力育成プログラム開発の一環として、大阪生野を拠点とする大学院生・修了生の参画する社会実践プロジェクト「いくのふらっとだいがく」の連続セミナーを開催します。
第二弾のセミナーとして、若手研究者と『マイノリティ支援の葛藤』を出版された呉永鎬さんから、未来共生プログラム5期生の瀬戸麗さんが話を聞くかたちのイベントが開催されます。プログラム関係者はもちろん、大学生、一般の方も大歓迎です。
開催概要
✓ 開催日時 2023年1月22日(日) 14:00~16:00
✓ 開催場所 IKUNO・多文化ふらっと事務所
大阪市生野区桃谷5丁目5-37 いくのコーライブズパーク(御幸森小学校跡地)A 棟2F
✓ 対象 どなたでも大歓迎です(要申込み)
✓ 参加費 無料
✓ 定員 30名
✓ 申込方法 お申し込みはこちらから。
✓ 主催 大阪大学未来共生プログラム・大阪大学COデザインセンター・いくのふらっとだいがく
詳細はこちらのチラシか、こちらのウェブサイトをご覧ください。
話して
瀬戸麗(せと・れい)
大阪大学人間科学研究科と未来共生プログラムで学び、日本で暮らす移民の子ども・若者の教育支援に関する研究に取り組んでいる。また、外国にルーツをもつ子どもの地域の学習支援教室にスタッフとして関わっている。
専門は教育社会学、異文化間教育学。主な論文に「居場所と学習のジレンマを超える教育的関係」(教育学研究88-4)、「外国にルーツをもつ子どもの学習保障にむけた学校と地域組織の連携」(社会教育学研究58)がある。
聞きて
呉永鎬(お・よんほ)
鳥取大学地域学部准教授。研究テーマは、脱植民地化、多文化共生、戦後日本教育史。1984年東京生まれの在日朝鮮人3 世。幼稚園から大学まで朝鮮学校に通った。
東京学芸大学大学院、一橋大学大学院を修了後、京都の世界人権問題研究センター専任研究員を経て現職。
編著に『マイノリティ支援の葛藤――分断と抑圧の社会的構造を問う』(2022 年、明石書店)、共著に『公立学校の外国籍教員――教員の生、「法理」という壁』(2021年、明石書店)、『境界線の学校史――戦後日本の学校化社会の周縁と周辺』(2020年、東京大学出版会、木村元編著)、『生活綴方で編む「戦後史」――〈冷戦〉と〈越境〉の1950年代』(2020年、岩波書店、駒込武編著)、単著に『朝鮮学校の教育史――脱植民地化への闘争と創造』(2019年、明石書店)など。
今後の予定
2月(未定)に第3回を開催予定となります。