阪大生によるZine&クリエイティヴ・ライティング展覧会
となりの〈Zine=人〉文学
2021年3月14日(日) 〜3月21日(日)

大阪大学COデザインセンターでは、自分を表現し発信することを楽しみながら学ぶ授業として、Zine(手作り雑誌)制作やクリエイティヴ・ライティングの授業を開講してきました。Zineやクリエイティヴ・ライティングというアイディアは、有名な作家やマスメディアの書き手が書く文章、アカデミックな論文だけが価値があるのではなく、誰もが書き手となって、自分が書きたいことを創意工夫をこらして発表してもかまわない!という手づくりの文章・文化発信の可能性を含んでいます。またZineは、情報の迷子になる、誹謗中傷の対象となるといった危険にあふれるネット社会になじめないひとたちが、安心して参加できる手づくりの媒体でもあります。
今回は、COデザインセンターの表現術CとライティングAの二つの授業の受講生の作品を展示するとともに、作者による朗読会や、Zineやクリエイティヴ・ライティングの可能性を考えるイベントを開催します。文学、哲学、歴史学といった人文学的な価値のある表現は、偉い先生や作家の文章の中だけにあるのではありません。あなたのすぐとなりにある、〈Zine=人〉文学を発見してみませんか。
- 展覧会会期 2021年3月14日(日)〜 3月21日(日)
- ※会期中にイベントがある時や店番がいる時は会場が開いています
- 場所:元「喫茶 赤い橋」(阪急石橋阪大前から徒歩5分、石橋商店街のはしの赤い橋を渡ったところ)
- 主催:大阪大学COデザインセンター
- イベント申込先: こちらのgoogleフォームにてお申し込みください。
- 各イベント開催の前日18時を申し込みの締め切りとします。その後ZoomのURLをお送りします。イベント当日の朝までに返信がない場合は、再度お問い合わせください。申し込み締め切りをすぎて参加申し込みをされた場合は、対応できない場合もあります。
会期中の主要イベント(オンライン・要申込)
- (1)トークイベント:独立系書店店主に訊く! 3月17日 15:00-16:30
- 本離れ、大型書店の閉店が目立つ中、Zineやリトルプレスも扱う独立系書店は増えてきています。池田市の独立系書店まがり書房の店主、小笠原さんをゲストに迎え、お店を始めた理由、続けていく楽しさ、大変さなどいろいろ伺います。
- 進行役:高橋 綾(大阪大学COデザインセンター特任講師)
- ゲスト:小笠原克巳さん(まがり書房店主)
- (2)ライティングA受講生による朗読会 3月20日 13:00-15:00
- ライティングA(クリエイティブ・ライティング)で書かれた生活綴り方、日記、手紙、詩、Personal zineの一部などを作者が朗読します。ゲストによるそれぞれの文章や朗読の味わいどころ指南のコメントもあり。
- 進行役:高橋綾
- ゲスト:谷美奈さん(帝塚山大学 准教授)ほか、ライティングA受講者のみなさん
- (3)トークイベント:クリエイティブ・ライティングのススメ 3月20日 16:00-18:00
- クリエイティヴ・ライティングとはどんな経験で、どんな意味があるのか、それを大学教育のなかで教育実践として行う意味についてゲストとともに話し、考えます。
- 進行役:高橋綾
- ゲスト:谷美奈さん、太田明日香さん(文筆業)
- (4)トークイベント:zineと人生 3月21日 19:00-20:30
- ゲストスピーカーに伊丹市立図書館「ことば蔵」zine部のメンバーをお迎えしてzineとの出会い、作ること、作り続けること、そしてzine部とは何かなどについてお話を伺います。
- 進行役:山森裕毅(大阪大学COデザインセンター 特任講師)
- ゲスト:伊丹市図書館ことば蔵zine部運営メンバー