授業レポート
集中講義「訪問術C(フィールド交流実践論)」〜阪大生がお遍路に行ってきた〜
COデザインセンター開講科目<訪問術>
COデザインセンターでは多様な授業が開講されています。
今回は「訪問術」として開講されている「訪問術C(フィールド交流実践論)」の参加学生による発表をレポートします。
COデザインセンターが開講している集中講義「訪問術C(フィールド交流実践論)」は、学部生、全研究科大学院生が受講できる「コミュニケーションデザイン科目」です。
授業に参加した学生たちが、「まちみちカフェ」の中で、授業をとおして感じたこと、考えたことを発表しました。
<発表した日>
●日時:2018年6月14日(木)19:00-21:00
●場所:みちまちスクエアきた(曽根崎地下歩道、JR北新地駅東側/駅前第2ビル地下すぐ)
●カフェマスター:森栗 茂一(COデザインセンター教授)
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ここでは、発表で使用された写真とともに、学生たちの発表のなかで特に印象的だった言葉をご紹介します。
「今この旅を思いかえすと、四国の景色とともにみなさんの笑顔を思い出します。
道のりが長くて、辛くても、景色を見ることを忘れないでください、と言われたことが印象的でした。
長い道を歩いて、高い山を登って、美しい景色を見るという経験は、素晴らしいものでした。
この先歩き続けられるかどうか、自分の足と相談しよう、と先生がおっしゃっていたことも印象に残っています。
人生の道も自分のペースで歩いていこう、と思います。」
「お遍路では、40キロ、50キロ歩きます。
これだけの長距離を歩くと、様々な異常が発生します。
足腰が痛んだり、めまいがしたり。
普通の歩行じゃなくなってきます。
長い距離を歩き続けるのには、いっぱい食べること、いっぱい休むことがとても大切だと思いました。」
「歩くことは全身の感度を高め、景色を違ったものに見せてくれます。」
「歩くのが好きだったから、この授業に参加したのですが、これだけ歩いて見て、やっぱり僕は歩くのが好きだな、と思いました。」
「僕は学部生の時から6年間、毎年参加しています。
最初の頃は、お遍路と言っても、田舎だし何もなくて退屈だろうと思っていました。
でも、いざ毎年歩いてみると、毎年新しい景色に出会う。
未知の場所がまだまだある。」
「新しい出会いというのは、景色ばかりが対象ではありません。
新しい人に出会い、語らうことも楽しみの一つです。
人と話すと自分の考えや関心が変化していることにも気付かされます。」
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学生たちにとって、お遍路道を歩くという経験は、かけがえのないものだったようです。
お遍路の授業は、毎年実施されている人気授業です。
興味のある方はシラバスを確認してください。
(書き手:森川優子 COデザインセンター特任研究員)