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CO*DESIGNとは

2022年6月22日(水) 更新

大阪大学総長
西尾 章治郎 総長メッセージ

西尾 章治郎 大阪大学総長

 現代社会は、地球環境の悪化、資源の枯渇、宗教や民族間対立などの地球規模の課題に限らず、さまざまな領域で多様なスケールの複雑で困難な課題に直面しており、私たち一人ひとりの未来への展望は大きく揺らいでいます。

 社会の安定的な持続可能性を取り戻すために、各方面で、新たな価値を生み出す社会システムの変革、つまり、イノベーションが求められるようになっています。

 それに向けて、科学技術の進展のみならず、人や世の在り方についての深い思索も求められています。もちろん、イノベーションの担い手は社会の実践家です。しかし、イノベーションの基盤は"新たな知"とその組み合わせにあり、知の生産を担ってきた大学もまた、社会の一員として、その在り様が問われています。

 このような一連の動向のもと、大阪大学では、教育、研究活動に、さらに社会貢献活動を加えた今日的な大学の"すがた"を探究しつつ、それを超えていくことが重要になっております。

 そのために、社会の多様な担い手と協働することで、「知の協奏(Orchestration)と共創(Co-creation)」を実現し、「世界屈指の研究型総合大学」へと進化することが新たな使命であると考えています。

 COデザインセンターは、そのような大阪大学の未来を切り拓いていく先駆けとして、本学が従来から特徴としてきた部局横断型の教育研究での先進的な取り組みを再編・集約することによって新設するセンターです。

 大阪大学では、OUビジョン2021のもと、第三期中期目標期間における重点課題として、本センターでの取り組みを強力に推進していきます。
 皆様方のご支援とご参画を心からお願い申し上げます。

大阪大学COデザインセンター長
池 道彦 センター長メッセージ

池 道彦 大阪大学COデザインセンター長2022年4月よりセンター長を拝命しました。私の研究分野は環境工学であり、主に微生物や植物を使った環境保全・浄化や資源生産・循環に関わるエコ・フレンドリーな技術開発に取り組んでいます。さまざまな研究に取り組んできた中で、『脱炭素』を始めとする環境問題の解決には、新しい技術を開発するのみでなく、それを実装し無理のない形で利用する社会的しくみや、その価値を世の中に理解してもらう教育が必須であると強く感じるようになりました。また、環境問題のような複雑系の解決に向けては、自らの専門だけでなく他の領域の研究者・技術者や企業、行政、市民との連携が必要であり、分野を横断し、越えていくcross-sector、cross-borderこそが重要であることを思い知らされてきました。

大阪大学COデザインセンターは、「社会と知の統合」を目指す教育研究拠点として、2016年7月に大阪大学に設置されたものであり、本学において、まさに私が求めているcross-sector、cross-borderを具現化する人材を育成する教育の中心的役割を担っています。

大学の中では一般的に、学部や研究科という縦の専門性の中で教育が行われますが、私たちCOデザインセンターが提供する教育は、さまざまな専門を持つ教員や学生が一堂に会し、共に考え、問題を発見・再定義し、解決の方法を見いだしていく横断型の教育です。時にはその学び方自体をも、専門の枠を超えて共に考え、人類が直面する多くの課題に対しての新しい「構え」を身につけられるような教育の場づくりを目指してきました。

COデザインセンターの英語名称は、Center for the Study of Co*Designです。この「co-star」のスター、つまり記号の「*(アスタリスク)」にはさまざまな綴りが入り、単語を形成します。Communication(対話)、Collaboration(協働)、Compilation(編集)、Co-creation(共創)、Concerto(協奏)がその代表的なものであり、COデザインセンターの教育は、これらのコンセプトのもとにかたちづくられています。

また近年、AIやIoT、生命科学に代表されるように、科学技術・イノベーションの急速な進展により、社会のあり方と科学技術・イノベーションとの関係が密接不可分な状況が到来しています。このように複雑化する諸課題に対峙していくためには、医薬理工系の専門知識のみならず、人文学・社会科学系の専門知に基づく、人間や社会のあり方に対する深い洞察に基づいた学際的アプローチが不可欠となりつつあります。本センターでは、研究科とは独立した組織として、社会課題解決と結びつけて授業を展開することで、多様な専門分野の連携、複合的かつ領域横断的なテーマへの取り組み、そして実社会の課題を解決に導くデザインを行う共創の場となる学内プラットフォームの形成を目指しています。

COデザインセンターの取り組みにご期待ください。また、その取り組みを通じて、多くの方とご一緒できる機会のあることを切に願っています。

活動内容

1)オールラウンド型(超域)博士人材育成

主として「超域イノベーション博士課程プログラム」を中核的に運営することを通じて、「社会と知の統合」に資する博士人材の育成と、新たなキャリアパスの開拓を全学的に支援する。具体的には、本部門からの人材および知見の提供により、社会と連携したPBLを含む高度汎用力教育および文理融合・共同研究の促進を図り、「専門以外の活動経験・業績を有する」「社会課題を念頭に置いた共同プロジェクト・共同研究等の実践的経験を有する」「複合的で領域横断的な新規テーマを自ら設定し先導的に取り組むことができる」、すなわち『総合知』を体現するPhDホルダーを育成する。

2)ELSI人材育成プログラムの全学展開

主として副専攻プログラム・高度副プログラム「公共圏における科学技術政策(STiPS)」の資産を活用した教育プログラムを全学展開し、全学のELSI人材育成に寄与する。
具体的には、独立した副専攻プログラム・高度副プログラムを全学の大学院生に提供すると同時に、オナー大学院プログラム事業(理系情報系オナー)や医歯薬・理工情報系を中心とした他部局主催の副専攻プログラム・高度副プログラムに人文社会科学系教育リソースを活用し、ELSI科目を提供する。

3)人文社会科学系教育リソースを活用した横断教育の展開

1)および 2)の教育エコシステムとして、社会課題の発見と解決に資する人文学・社会科学系の教育リソースを活用した複眼的・交差的・実践的な教育プログラムを整備し、高度教養教育プログラム、修士課程を対象とした高度副プログラム・副専攻プログラムとして、大阪大学の学生に人間を中心とした「社会と知の統合」に関する教育プログラムを提供する。さらに、人文社会科学の知と社会的な実践力を兼ね備える新たなキャリアパス開拓に向けて、人文社会科学系オナープログラムに社会課題に対応した実践的プログラムを提供する。

スタッフ STAFF

職 位 氏 名 専門領域
教授(センター長)
Professor (Centre Director)
池 道彦
Ike, Michihiko
環境保全・修復、資源循環・リサイクル
Environmental Remediation and Conservation, Resource Circulation/Recycling
教授
Professor
平川 秀幸
Hirakawa, Hideyuki
科学技術社会論
Science and Technology Studies
教授
Professor
ほんま なほ
Homma, Naho
臨床哲学、哲学プラクティス、フェミニズム哲学
Clinical Philosophy, Philosophical Practice, Feminist Philosophy
教授
Professor
八木 絵香
Yagi, Ekou
科学技術社会論、ヒューマンファクター研究
Science and Technology Studies
教授
Professor
山崎 吾郎
Yamazaki, Goro
文化人類学
Cultural Anthropology
准教授
Associate Professor
大谷 洋介
Otani, Yosuke
霊長類社会生態学
Primate Socioecology
特任教授
Specially Appointed Professor
渡邉 浩崇
Watanabe, Hirotaka
国際政治学、外交史、宇宙政策、宇宙法
International Politics, Diplomatic History, Space Policy & Law

アクセス ACCESS

大阪大学COデザインセンター

〒560-0043  大阪府豊中市待兼山町1-16
大阪大学豊中キャンパス 全学教育推進機構 全学教育総合棟
豊中キャンパス・マップの⑯番の建物4階

06-6850-6111(代表)

COデザインスタジオ

大阪大学豊中キャンパス 全学教育推進機構 全学教育総合棟 3階341号室
豊中キャンパス・マップの⑯番の建物3階

最寄り駅(阪急宝塚線 石橋阪大前駅・大阪モノレール 柴原阪大前駅)より

豊中キャンパス内

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