自民族中心主義
Ethnocentrism
解説:池田光穂
じ-みんぞく-ちゅうしん-しゅぎ、と発音します。
複数の民族的「他者」に対して、自己の民族とは異なった存在であり、かつ自分たちが他者よりも優越する価値を有するという倫理的態度※のことをいう。
ここでの民族的他者は、それぞれおなじ文化を共有しているという前提で話されることがあるので、ethno(=民族の)centrism(=中心からの視座)である自民族中心主義はしばしば自文化中心主義(じ-ぶんか-ちゅうしん-しゅぎ)と呼ばれることもある。
※ここでわざわざ倫理的態度と定義したのは、それが人々に感情を生み出すからである。サムナー(1906[1975]『フォークウェイズ』青柳清孝ほか訳、青木書店)は次のように言っている。
「エスノセントリズムは、われわれがあらゆるものの中心であり、他のすべてのことは、それとの関係で計られ、評価されるといったものの見方に対して名づけられた述語である」[サムナー 1975:21、ただし用語は変えました]。
関連用語(→エートス、エトス)
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